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四コマ・多コママンガのプロンプト:コマ割り、フキダシのセリフ、オチをどのコマに置くかを書き切ると崩れない

AIで四コマや六コマのマンガを描くと、コマ数が合わない、セリフが隣のコマに混ざる、笑いどころが均等に薄まる、主人公がコマごとに別の顔になる、といった失敗が起きがちだ。サイト内の時間停止の四コマ、偽の仕事電話、黒猫の宅配六コマ、雨の夜の路地裏バトル漫画ページなどの事例を分解し、コマ割り、セリフ、テンポ、キャラクター固定、読む向きの書き方を解説する。末尾に書き換えて使える四コマのテンプレートを付けた。

六コマの手描き風マンガ。赤い配達バッグを背負った同じ黒猫が、雨の中を自転車で走り、非常階段を登り、ハトと言い合い、最後に帽子の下から荷物を取り出す

モデルに「四コマ漫画」を描かせること自体は難しくない。難しいのは、オチのある四コマにすることだ。1コマ目で状況を示し、2コマ目で進め、3コマ目でひねり、4コマ目で着地させる。"a funny four-panel comic about office life" と一文だけ書くと、よくあるのは各コマがバラバラの絵になり、フキダシの中は文字化けし、主人公は2コマ目から髪型が変わり、笑いどころが全コマに均等に薄まって、結局どこも笑えない、という結果だ。

サイト内で安定して仕上がっているマンガの事例を見ると、書き方に共通点がある。「一枚のマンガ」を描写しているのではなく、絵コンテの台本を書いているのだ。コマ数、各コマの絵、誰がどのセリフを言うか、どのコマを大きくするか。すべてを書き切っている。ここからは5つのポイントに分けて見ていく。

一、コマ数とレイアウトを先に決める

「四コマ」という言葉の解釈はモデルによって違う。2×2の田の字割りにするものもあれば、日本式の縦一列にするものも、三コマや五コマにしてしまうものもある。だから、最初の一文でレイアウトをはっきり伝えるべきだ。

時間を止める男は、冒頭が設定のまとまりになっている。「縦読み四コマのグレースケール漫画、現代ラブコメ、青年漫画の画風、日本語のフキダシ」。レイアウト、ジャンル、画風、セリフの形式という4つの変数を一度に渡しているので、あとは各コマの中身だけを書けばいい。

雨の夜の路地裏バトル漫画ページは、まず否定文で曖昧さを消している。a genuine full manga page, not a poster and not a single illustration。マンガ一ページがほしいのに、モデルが「マンガ風のポスター」を出してくることは多い。この除外の書き方は真似する価値がある。

二、一コマごとに段落を分け、順番に番号を振る

いちばん安定する構成は、Panel 1 / Panel 2 / Panel 3 / Panel 4 と段落を分けて書き、各段落では2つのことだけに答える形だ。絵は何か、誰が何を言うか。

時間停止の事例は、どのコマも「絵」と「フキダシのセリフ」の2行に分けてある。2コマ目はさらに思い切っていて、「フラッシュバックのカット、セリフなし」と明記し、3つの小さな場面(告白される、デート、結婚式)で時間を一気に進めている。セリフを書かないコマには、モデルが無理にフキダシを入れてこないので、絵のほうがむしろすっきりする。

縦読み四コマのグレースケール漫画。男が時間停止の能力を得たと得意げに宣言し、2コマ目で恋愛から結婚までを回想、3コマ目で結婚後に真顔で打ち明け、4コマ目で妻が問い返し、犬の頭上には疑問符が浮かぶ

この分け方は、日本語のプロンプトでもそのまま通用する。サイト内にある別の事例「車内に鳴る見知らぬ番号」は、場面をひとつ書いただけなのに、「後部座席の男が中央にいる、スマホが震える、カメラが画面のアップに寄る、表示は不明な番号」とカメラの順に並べている。モデルは自然にそれを段階的な数コマに分けてくれる。

三、セリフ:話す人と立ち位置を書く

セリフが隣のコマに混ざったり、別の人が言ったことになったりするのは、たいていプロンプトにセリフしか書かれておらず、話し手と位置が抜けているからだ。

偽の仕事電話は、先にカメラ位置を固定している。男が中央、友人Aが左、友人Bが右。そのうえで、すべてのセリフに括弧書きで「画面中央」「画面左」「画面右」と添える。3人のキャラクター、3つのセリフ、3つの位置が一対一で対応するので、フキダシが別の人に付くことはほとんどない。この事例の編集解説も、セリフの順番を動かすとオチの着地点が崩れる、と注意している。

実用的なポイントが2つある。

1. セリフはできるだけ短くする。モデルが文字を描く安定度は、文字数に反比例する。ひとつのフキダシは一文以内に収め、長い説明は絵に任せる。画像内の文字の一般的な書き方は画像の中の文字の書き方が参考になる。
2. 言語を明記する。日本語のフキダシがほしければ「日本語のフキダシ」、中国語なら「中国語のセリフ、簡体字」とはっきり書く。書かなければ、英語系のモデルは英語を出してくる。

四、オチは最後のコマに置き、そのコマを大きくする

四コマのリズムは「起承転結」で、笑いや逆転はほぼ4コマ目に落ちる。出来のいい事例は、プロンプトでそれをはっきり指定していて、最後のコマの面積を広げているものもある。

時間停止の事例の4コマ目には、反応が2層用意されている。妻が「そこまで来たなら、もう必要ないんじゃないの?」と問い返し、隣の犬の頭上に小さな疑問符が浮かぶ。主たる笑いと追い打ちが最後のコマに詰まっていて、最初の3コマは伏線に徹している。

ストライキが回避された夜明けは別のテンポだ。冒頭で疑問を投げ(ストライキをするのか?)、中盤で逆転(真夜中に中止を発表)、最後は通常運行に戻る。逆転の瞬間を「真夜中の発表」という具体的な時刻にしているほうが、「あとで中止になった」と書くより絵にしやすい。

結末を強調したいなら、面積を直接書いてしまえばいい。駅のホームで一分待つ四コマには Give the fourth panel extra breathing room compared to the other three という一文がある。最後のコマが広がるので、感情の転換が一目で伝わる。

五、キャラクター固定:何を変えてはいけないかを書く

多コママンガで最も崩れやすいのは、キャラクターの一貫性だ。黒猫の宅配六コマは、ルールをとても率直に書いている。顔、服、プロポーション、赤い配達バッグはすべてのコマで同じにする。ポーズは自由に変えていいが、正体は変えてはいけない。雨の夜から台所へ場面が変わり、カメラアングルがコマごとに違っても、猫はずっと同じ猫だ。

手間を省くやり方もひとつ使っている。パレットを赤、クリーム、グレー、黒の4色に限定するのだ。色が少ないほど、主人公の体にある赤が目立つ。キャラクター固定をもっと体系的に知りたいならキャラクターの一貫性の書き方を見てほしい。

サイト内には三コマの白黒マンガの事例もあり、これは別の役割分担を示している。画風のキーワードは「高コントラストの白黒、硬質な影」だけを担当し、シチュエーションの記述は「おかしな場面に置く」だけを担当する。二組の変数がそれぞれ別の役目を持つので、題材を変えるときは、シチュエーション側だけを書き換えればいい。

六、読む向きも忘れずに

日本のマンガは右から左へ読み、欧米のストリップは左から右へ読む。雨の夜の路地裏バトルの事例は right-to-left reading flow をわざわざ書いている。書かなければ、モデルはおそらく西洋式の順にコマを並べ、フキダシと動きの前後が合わなくなる。縦読み四コマは上から下なので、「縦読み」と二文字書けば通常は足りる。

そのまま書き換えて使える四コマのテンプレート

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縦読み四コママンガ、[画風:日本の青年漫画 / アメリカ風Webコミック / ミニマルな墨線]、[白黒グレースケール / 3色限定]、日本語のフキダシ。
主人公:[外見を一文で:髪型、服装、トレードマークの小道具]、四コマを通して同じ顔、同じ服を保つ。

1コマ目(起):絵——[場面+主人公が何をしているか];セリフ——主人公:「[一文]」
2コマ目(承):絵——[状況の進展];セリフ——[誰]:「[一文]」またはセリフなし
3コマ目(転):絵——[予想外の出来事];セリフ——[誰]:「[一文]」
4コマ目(結、コマはやや大きめ):絵——[逆転の結果+脇役の反応];セリフ——[誰]:「[オチのセリフ]」

読む向きは上から下、各コマの枠線ははっきり、フキダシは人物の顔にかけない。
```

使うときは、先に4コマ目のオチを考え、そこから逆算して最初の3コマで何を仕込むかを決める。コマ、セリフ、キャラクターをすべて書き切ってしまえば、モデルに自由を残すのは絵のディテールだけになる。そこはモデルの得意分野だ。複数コマの写真系レイアウト(2×2のファッションビジュアル、9分割の着せ替え)も考え方は近いが、重点が違うので、複数コマ画像のプロンプトで何を固定し何を置くかと合わせて読むと比べやすい。

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