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フード系プロンプトの4つの変数:光の向き、あの半秒、ディテール、ネガティブリスト

苺シロップのマクロ、ブラウニーのソース掛け、イード菓子、抹茶ラテの飛沫という4つの実例から、フード系プロンプトでサイドライトの向きをどう書くか、動作を進行形で書くべき理由、湯気や結露のようなディテールが持つ役割、そして「プラスチックみたいな偽物の食べ物」を防ぐネガティブリストに入れるべき語を解説する。

濃厚な赤いシロップの中央に苺が一つ立ち、表面にはベリーパウダーがまぶされ、上から白い煙が細く立ちのぼる。サイドライトが質感の層を浮かび上がらせている

フード系プロンプトが失敗する原因は、たいてい構図ではなく「嘘っぽさ」にある。食べ物が蝋細工みたいに見える、ソースがプラスチックっぽい、光が平坦で明るすぎる——どのパーツも間違っていないのに、まったく美味しそうに見えない。サイト内で長く読まれているフード系プロンプトは、ほぼ例外なく次の4点を押さえている。

1. 光の向きが最初の決定変数

苺シロップのマクロは冒頭の一文からして光の話だ。サイドライト、ドラマチックな当て方で、質感、水滴、粉の粒、立ちのぼる煙の筋を一つひとつ浮かび上がらせている。

サイドライトが画面を斜めに切り込むことで、シロップの粘度に明暗差が生まれ、苺表面の産毛や結露の水滴がようやく立体的に見えてくる。これを正面からの平坦なライトに変えると、同じ要素が均一な赤の塊にぼやけてしまう。フード写真の「立体感」はほぼ光の向き次第で決まり、後処理の色調整ではどうにもならない。

書き方のちょっとしたコツとして、光の向きは文末に補足として付け足すのではなく、一番先頭に書くとよい。モデルが読む順番は、何から先に構築するかに影響する。同じシーンで光だけを変えた比較を見たければ、サイト内の同じシーン、光だけ変えてみるという記事がある。

2. 「起きている最中」を書く、「終わったこと」は書かない

ブラウニーが三段に重なり、上に乗ったバニラアイスの縁がわずかに溶けはじめ、陶器の小さなピッチャーが熱いチョコレートソースを注いでいる

ブラウニーにソースを掛けるカットで本当に効いているのはブラウニー自体ではなく、二つの進行形だ。小さなピッチャーがチョコレートソースを「注いでいる最中」であること、アイスの縁が「わずかに柔らかくなって溶けはじめている」こと。

アイスが完全に凍っていれば静物画になり、完全に溶けきっていれば失敗写真になる。ちょうど柔らかくなり始めるあの半秒だけが食欲をそそる。この一瞬はプロンプトの中で明確に指定する必要があり、モデルが勝手に選んでくれることはない。

同じ理屈はドリンク系でさらにはっきり出る。ブルーベリーヨーグルトの飛沫抹茶ラテの飛沫も、どちらも「空中で一瞬止まったように」と書いている。この一文を書かないと、たいていは液体がまだグラスの中に収まった、静かに置かれただけのドリンクになる。

応用が利く教訓:フード系プロンプトでは、形容詞の数よりも動詞の時制のほうが重要だ。「ソースがかかっている」と「ソースがかかっていく最中」は、まったく別の絵になる。

3. ディテールが温度感を担う

イード菓子のカットはシーンだけでもすでに十分に作り込まれている——金細工の器、ランタン、アーチ、垂れ下がる布。だが画に本当の温度感を与えているのは、器の縁に漂うかすかな湯気と、艶のあるカトラリーに散らばったドライフルーツという二つの小さなディテールだ。

湯気は「出来立て」を意味し、結露は「よく冷えている」を意味し、スプーンに絡みつくとろみは「濃厚」を意味する。この三つはフード写真における「状態を表す言葉」であり、一語で一文分の説明を肩代わりできる。逆に「美味しい」「食欲をそそる」「よだれが出る」といった言葉は、プロンプトの中ではほとんど画を生まない。

他人のプロンプトを書き直すとき、こうしたディテールは真っ先に削られやすい。装飾のように見えるが、実際には情報そのものだからだ。

4. ネガティブリストは結局すべて「偽物っぽさ」を防ぐためにある

ブラウニーのカットは構造化された書き方で、`negative_prompt` には長い語のリストが並んでいる——偽物の食べ物、プラスチック質感、カートゥーン調、イラスト感、CG感、3Dレンダー感、人工的な光沢、白飛び、焦げたハイライト、生焼けに見える見た目……

このリストを分類してみるとはっきりする——半分は質感の失真を防ぐもの(プラスチック感、人工的な光沢)、半分は画風のブレを防ぐもの(カートゥーン、イラスト、3Dレンダー)、残りは光のトラブルを防ぐもの(白飛び、焦げたハイライト)。この三分類は、フード写真が失敗する最も典型的な三つのパターンとちょうど一致する。

自然言語でプロンプトを書くモデルでも、このリストの考え方はそのまま使える。ただし肯定形に言い換える必要がある。「本物の食材の質感を保ち、プラスチックのような光沢やレンダー感を避ける」といった具合だ。構造化プロンプトの完全な書き方は構造化プロンプトの書き方を参照してほしい。

もう一つのECテクニック

抹茶ラテのカットにはもう一つ仕込みがある——背景にスマートフォンを置き、その画面には同じドリンクのSNS投稿が表示されている。これは商品が自分の画の中で自分自身を宣伝しているようなものだ。

このやり方はどんなジャンルにも応用できる——背景に置かれた画面、棚、パッケージは、どれも二層目の情報を運べる。被写体の横に小物を無理やり並べるよりずっと効果的だ。

書く前に確認するチェックリスト

サイト内のフード系事例は今も増え続けている。被写体・質感・空間の書き方をもっと見比べたい場合は、被写体・質感・空間の実践の記事も参考になる。

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