画像プロンプトの書き方:万能構成公式
まず結論から言う。プロンプトがうまく書けないとき、10回のうち9回は順序が乱れているだけで、単語の数が足りないわけではない。
長年静物を撮ってきて分かったのは、ライティングには必ず順序があるということだ。まず主光を決め、次に補助光を足し、フィルターの角度やレフ板の位置はその後にようやく回ってくる。プロンプトを書くのもまったく同じで、まず主体を確定させ、そこから環境・光・スタイルを一層ずつ外側に重ねていき、パラメータは最後だ。逆に書いてしまうと、単語をただ積み上げるだけになり、モデルはどれを優先すべきか分からなくなる。
第一層:主体
主体は「これは何で、何をしていて、どんな状態か」まで具体的にする必要がある。「一人の女性」とだけ書くのではなく、「ベージュのニットを着た女性が、少しうつむいて横顔を見せ、手には温かいコーヒーを持っている」というように書く。ディテールが具体的であるほど、モデルが自由に判断する余地は小さくなり、出来上がりは安定する。
これは人物写真のカテゴリーで特に顕著だ――同じ「美人の写真」という一言でも、10回試せば10種類の顔が出てくる。動作や服装のディテールを含む描写に変えると、安定性は目に見えて上がる。
第二層:環境
環境は、主体がどこにいて、周りに何があるかを伝える役割を担う。「室内」とだけ書くのではなく、「窓際の木製テーブル、テーブルの上には開かれた本が一冊、窓の外にはぼやけた緑の植物」というように書く。環境のディテールにはもう一つ隠れた役割がある――モデルが画面の被写界深度の層、つまり前景・中景・背景をどう配置するかを判断する助けになることだ。
以前クライアントから「背景はもっとすっきりさせつつ、でも生活感も欲しい」とよく要求されたが、要は環境層のどこを残し、どこをぼかすかをはっきり書くべきだということだ。プロンプトに直接「背景ぼかし」「浅い被写界深度」と書くほうが、パラメータを何度も調整するより早い。
第三層:光
これは自分が一番気を配る層であり、同時に一番多くの人が見落とす層でもある。光は質感を決め、質感はその写真が「高級に見えるかどうか」を決める。よく使う書き方をいくつか挙げる。
- サイド逆光、輪郭に沿ってリムライトが出る
- やや柔らかいトップライト、顔に不自然な影の死角がない
- 窓際の自然光、色温度はやや暖色
- 高い位置からの単灯の主光、影は濁らずクリーン
「光が美しい」といった形容詞を積み上げる必要はなく、光がどこから来て、硬い光か柔らかい光か、色温度は暖色か寒色かを直接書く。モデルが認識するのは光の位置と光の質であって、「美しい」というような空虚な言葉ではない。
第四層:スタイル
スタイル層は全体のトーンを決める。フィルム感、ミニマルな商業写真、和風の透明感、サイバーパンクのネオン……この層は光の後に書く。なぜならスタイルはしばしば光の表現の仕方に逆に影響を与えるため、順序を間違えると互いにぶつかりやすいからだ。
EC商品画像に使う場合は、スタイル層で「スタジオ撮影レベルの単色背景」「商品を中央に配置した構図」を直接固定することをおすすめする。人物写真のスタイルと混ぜて書かないほうがいい。
第五層:パラメータ
最後にようやく画角比率、解像度、ネガティブプロンプトが必要かどうかといった技術項目が来る。パラメータ層は画面の内容には影響せず、出力の形式にだけ影響する。だから常に最後に置き、内容層とは分けておく。
そのまま使い回せる3つの例
人物写真の例:
「薄いグレーのウールコートを着た女性が、体を横に向けて窓の外を眺め、片手をポケットに入れている。場面は昔ながらの喫茶店の窓際の席、木製のテーブル、窓の外の街並みはぼやけている。サイド逆光で、髪の輪郭にリムライトが入り、色温度はやや暖色。フィルムのような質感、粒状感はわずか。縦位置9:16。」
EC商品写真の例:
「茶色のガラス製美容液のボトルが一本、正面をカメラに向け、キャップはわずかに反射している。純白の背景、影の死角はなく、商品の下には薄いグレーの落ち影を残す。トップライトに両サイドから補助光を加え、強い反射ハイライトはなし。ミニマルな商業写真のスタイル、高コントラスト。正方形1:1構図。」
壁紙・イラストの例:
「雨上がりの山あいの小さな町、石畳の道が空の光を反射し、軒先には水滴が垂れている。夕暮れ時、遠くの山は夕日でオレンジと紫に染まる。水彩イラストのスタイル、筆致は写実的すぎずゆるやかに。横位置16:9。」
この3つの例は主体の単語だけ入れ替えればそのまま使える。構造は変えないこと。
最後にひと言
プロンプトというものはライティングと同じで、練習するほど感覚がつかめてくる。ただしその感覚は、まず順序を理解していることが前提になる。単語を無闇に積み上げるのは、主光の位置も見ずにいきなりライトを8灯焚くようなものだ――露出は足りるかもしれないが、その写真のライティングが上手だと言う人はいない。
すぐに効果を試したいなら、トップページにプロンプト生成の入口があり、この構造に沿って空欄を埋めていける。この記事を書き終えてふと思い出したが、クライアントは昨日も「もっと自然な感じに」という要求を「もっと洗練された感じに」に変えてきた。プロンプトと同じで、抽象的な言い回しを何度も直すより、人間の言葉で具体的に伝えるほうがずっと効く。
